この疑いを検証するため、「資料: 2012年4月~2015年3月のホタル生態環境館の電力使用量など」に示した電力使用量のデータを調べて見ました。以下の図が2012年4月から3年間の電力使用量(kWh)をグラフにしたものです。大きな図は ここ にあります。
このグラフを見ると、以下が見てとれます。
- 阿部宣男博士による飼育期間(2012年4月~2014年1月)は、2012年度も2013年度も良く似た電力使用量になっている。特に、7月~9月の夏場の電力使用量が大きい。
- 自然教育研究センターによる飼育期間(2014年2月~)になって電力使用量は大幅に減少する。特に夏場の使用量は半分から3分の1に激減している。
2013年7月 16537 kWh ⇒ 2014年7月 7443 kWh
2013年8月 20347 kWh ⇒ 2014年8月 6978 kWh
2013年9月 14943 kWh ⇒ 2014年9月 4055 kWh
おそらく、2013年以前の夏場の電力使用量増大の最も大きな要因は、水の冷却だったでしょう。上記の大きな差を見ると、自然教育研究センターは水の温度管理(特に冷却)を行っていなかったと推定します。
2013年以前の実績ある飼育方法(温度管理含む)を自然教育研究センターが踏襲しなかったのはホタル飼育の観点から見ると、全く不適当だと思います。このような飼育方法の変更を板橋区や区議会が看過しているのが不思議でなりません。
以上
0 件のコメント:
コメントを投稿