今回は、まずDOの測定回数を調べてみました。以下の表に自然教育研究センターが管理を開始した2014年2月から9月までのDO計測回数を示します。
月 | 日数 | DO計測回数 | 業務委託仕様(抜粋) |
2 | 21 | 0 | 毎日、ホタル流れ(せせらぎ)、およびビオトープ(実験水路)における水温、DO、pHを計測する。 |
3 | 31 | 0 | 同上 |
4 | 30 | 8 | ホタル流れ(せせらぎ)、およびビオトープ(実験水路)における水温及びpHについては毎日、DOについては、月に1回以上計測する。 |
5 | 31 | 4 | 同上 |
6 | 30 | 4 | 同上 |
7 | 31 | 5 | 同上 |
8 | 31 | 4 | 同上 |
9 | 30 | 5 | 同上 |
上の表の「業務委託仕様(抜粋)」の欄には、板橋区が自然教育研究センターと締結した委託契約の中にある仕様書から、DOの測定に関する部分を抜き出したものです。
これを見ると、2月~3月の契約では毎日DOを計測する仕様になっていますが、管理日誌にはDO測定結果を載せる欄が無く、1回も計測されていない事が分かります。
これは契約違反であり、水質管理作業の品質を満たしていないと思いますが、なぜ板橋区はこのような違反を見逃しているのでしょうか? それとも仕様自体を変更したのでしょうか? 2014年1月まで飼育業務を委託されていた「むし企画」は、質問に答えられなかったとの理由で突然契約を解除されました。しかし、自然教育研究センターは、このような契約違反と思われる報告をしながら、何も処分を受けていません。たいへん不公平な処遇であると感じますね。何か理由があるのでしょうか?
以上
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