ある種の昆虫、魚、鳥、哺乳類は、磁場を感知する能力を持っていると考えられています。これは磁気感受能と呼ばれます。
オオカバマダラの触角には、これらすべてを正常に機能させるための感光性の磁気センサーが内蔵されていると思われることを研究チームは明らかにした。
これ自体は驚くほどのことではない。ゴキブリが、他の多くの昆虫と同様に磁場を検知できることは科学者たちも知っている。しかし、ゴキブリが備えている仕組みが、体内の磁鉄鉱の粒子が地磁気の引力に反応する「コンパス」型の細胞なのか、あるいは、[渡り鳥が備えているような、]ラジカルペアの状態にある電子対(日本語版記事)が地磁気のわずかな変化によって異なる方向に回転して[弱い磁場変異を感じ取って]「地図作成を行なう細胞」なのかはわかっていなかった。
研究者たちが、電子対による地図作成細胞を混乱させるとされる電波をゴキブリに大量に浴びせたところ、ゴキブリは磁場の回転に従わなくなった。つまり彼らの進路の決定には、電子対による地図作成細胞という仕組みが使われているらしい。
ゴキブリは3億5000万年前から存在することから、この地図作成の仕組みは昆虫の世界に広く行き渡っている可能性がある。
以上
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