これまで原研から出たナノ銀による放射線低減実験の報告書については以下の記事で批判してきました。
- 板橋区ホタル生態環境館あれこれ: 原研によるナノ銀放射線低減実験報告書の問題点http://tale-of-genji-and-heike.blogspot.jp/2016/01/blog-post_11.html
- 板橋区ホタル生態環境館あれこれ: 原研によるナノ銀放射線低減実験報告書の問題点(2)http://tale-of-genji-and-heike.blogspot.jp/2016/01/blog-post_18.html
- 板橋区ホタル生態環境館あれこれ: ナノ銀による放射線低減現象の原研追試で観測された放射線強度の有意な変動
http://tale-of-genji-and-heike.blogspot.jp/2016/03/blog-post_21.html - 板橋区ホタル生態環境館あれこれ: 原研によるナノ銀放射線低減実験報告書の問題点(3)~初期値の測定について
http://tale-of-genji-and-heike.blogspot.jp/2017/01/blog-post.html
今回は、原研の報告書には、実験に用いられた放射線計測器の型番など、その測定器が何なのかを示す情報が一切記載されていない点を取り上げます。
阿部宣男博士が松崎いたる区議を名誉棄損で訴えた裁判の準備書面には以下のように記されています。
測定器が特定できないため、その機器が出力するデータ項目やその精度が把握できません。また、例えば、原研の報告書には、放射線のカウント値の他にBq/kg(重量あたりのベクレル数)が載っているのですが、この値がどのように計算されたかが分かりません。おそらく測定器がカウント値から自動換算しているのだと思いますが、元データとなる「重量」を人間が入力したのか、あるいは、測定器が自動計量したのか不明ですし、重量値としてどのような値を与えたのかも分かりません。そのため、原研報告書にあるBq/kg値をそのまま使った分析には注意が必要です。
測定器を特定できる情報が書かれていない点は、ニセ科学批判の観点からも厳しく批判されるべきものだと思いますが、不思議なことに、この点を批判するニセ科学批判者を見たことがありません。原研という権威筋が書いた報告書であれば、内容がどうあれ、無批判に受け入れるのがニセ科学批判の姿勢なのでしょうか?
阿部宣男博士が松崎いたる区議を名誉棄損で訴えた裁判の準備書面には以下のように記されています。
(3) 測定器等の明記がないこと実験レポートとしては驚くべき事ですが、放射線測定を行った測定器がどのような仕様のものか原研の報告書には書かれていないのです。測定器を特定できる情報を書くのは実験レポートの基本だと思っており、この基本ができてない報告書が専門家によって書かれたものとは信じられません。
また、原研の測定の問題点としては、使用された機器の型番が記載されておらず、測定項目や測定精度について明確な仕様が分からない点を挙げることができる。
測定機器を明確に書かないのは実験レポートとしての信憑性に疑念を抱かせるものである。
さらに測定時の写真が載っていないのも、どのような状態で測定したかがわからず、これまた信頼性を削いでいる。
測定器が特定できないため、その機器が出力するデータ項目やその精度が把握できません。また、例えば、原研の報告書には、放射線のカウント値の他にBq/kg(重量あたりのベクレル数)が載っているのですが、この値がどのように計算されたかが分かりません。おそらく測定器がカウント値から自動換算しているのだと思いますが、元データとなる「重量」を人間が入力したのか、あるいは、測定器が自動計量したのか不明ですし、重量値としてどのような値を与えたのかも分かりません。そのため、原研報告書にあるBq/kg値をそのまま使った分析には注意が必要です。
測定器を特定できる情報が書かれていない点は、ニセ科学批判の観点からも厳しく批判されるべきものだと思いますが、不思議なことに、この点を批判するニセ科学批判者を見たことがありません。原研という権威筋が書いた報告書であれば、内容がどうあれ、無批判に受け入れるのがニセ科学批判の姿勢なのでしょうか?
以上









