2015年9月13日日曜日

松崎いたる区議が訴えられた理由(2)

前回の記事で述べた通り、訴状を見ると、松崎いたる区議が訴えられた原因は、ニセ科学批判をしたからではなく、「インチキ」「詐欺」「ペテン師」といった言葉で原告を執拗に誹謗したからだと思います。

なぜこのような誹謗を被告が続けるのか理由が分かりません。この点については、原告も「請求の変更の申立書」の6ページ目に書いています。該当部分を引用します(赤字は引用者によります)。被告が日本共産党の区会議員という公職者の立場にありながら、こうした行為を続けているのは、たいへん不適切ではないでしょうか。
 原告は訴状の中で,損害を論ずる中で,「特に,被告が日本共産党の板橋区区議会議員であるという立場を有するために,その影響は極めて甚大である」であることを指摘し,「日本共産党の区議である被告から,ホタルの飼育もナノ銀もあらゆる面で原告のこれまでの蓄積した社会的評価を否定されているのであるから,信用失墜の影響ははかりしれない」ことをあえて述べた。 
 しかし残念ながら,既述のとおり被告の表現行為にみる限り、被告はその意味を十分に理解されなかったようである。 
 しかも,原告は特に侮蔑的な表現ということにも触れ,「あたかも原告及び原告の周囲で支えてくれている人たちをカルト集団かのようにみている姿勢」によって,原告が精神的打撃を被り,『似て非なるもの 「松崎いたる」と「板橋ホタル」』(甲1・129頁)という表現によって侮蔑されていると感じることを指摘した。 
 ところが,このことに対して被告はフェイスブック上で,「これがどうして侮辱になるのか? じつはよくわからない。」(4月4日付)と書き込んだ。なぜわからないのかまったく理解できないが,被告は名誉棄損行為による人の社会的信用の失墜という問題や名誉感情に対する侵害を全く意に介するそぶりすら示さないのである。

以上

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