2015年11月8日日曜日

名誉毀損で訴えられている松崎いたる区議が反訴(1)

板橋区の松崎いたる区議が名誉毀損で元館長の阿部宣男博士から訴えられている件については、既に何度も書いてきました。以下にもまとめてあります。

松崎いたる区議が訴えられた理由について - NAVER まとめ
http://matome.naver.jp/odai/2144395284668230201

本件は現在東京地裁で審理されていますが、去る9月9日に松崎いたる被告が阿部宣男原告を反訴しました。反訴とは、ある訴訟の中で被告が逆に原告を訴えることを言います。Wikipediaの解説から引用します。
反訴(はんそ)とは、民事訴訟の被告が、口頭弁論終結前に同じ裁判の中で、原告を相手方として新たに提起する訴えのことをいう。民事訴訟法146条に規定されている(旧民事訴訟法では239条および240条)。
つまり反訴の制度を用いれば、関連する紛争の解決を一つの裁判手続の中で行うことができる。
この反訴状と、反訴状に対する阿部博士側の答弁書が、松崎いたる区議から以下のサイトに公開されました。
http://www.i-foe.org/h26wa29256/suitor

反訴状は以下にあります。



答弁書は以下にあります。



この反訴状の中で、松崎いたる区議に対する名誉毀損行為とされているのは、以下の日経ビジネスオンラインに吉野次郎氏が書いた記事です。

私が奇妙に感じるのは、日経ビジネスオンラインを発行している日経BP社や記事を書いた吉野次郎氏が訴えられるのではなく、記事の中でインタビューを受けたA氏である阿部博士が訴えられている点です。インタビューで得られた情報のどの部分を記事にするかの判断や記事として公表するに足る裏付けをとるのは、出版社や記者の責任だと思います。出版社や記者を飛び越えてインタビューを受けた人を訴えるという手法が妥当とは思えません。今後の論戦を見守りたいと思います。


以上




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