2014年11月16日日曜日

ホタル館の元職員が松崎いたる区議を名誉毀損で提訴

板橋区ホタル生態環境館の館長であった板橋区の元職員が、板橋区の区会議員である松崎参(松崎いたる)氏に対し、11月5日に名誉毀損に対する損害賠償を東京地方裁判所に提訴したことが分かりました。

【追記】 本裁判の訴状は以下で参照できます。
http://www.i-foe.org/h26wa29256/suitor/sojou.pdf
【追記終了】

関係者に話を伺ったところ、日本共産党の区会議員という公職者である松崎いたる氏が、Facebook、Twitter、ブログなどのソーシャルネット上で、元職員を「インチキ」「トンデモ」「詐欺」等の言葉で非難して元職員の社会的な評価を貶めたことに対し、損害賠償を求めるものだということです。今回、松崎いたる氏が度々発言を繰り返していることから、多くの指摘がなされており、訴状の枚数は数十ページにもなっているそうです。一般市民がソーシャルネット上で展開された言説に対して名誉毀損訴訟を起こす場合には、弁護士に頼まない本人訴訟にするケースが多いように思いますが、本件は弁護士が訴訟代理人となっています。

弱者の立場に立つ筈の日本共産党の現役区会議員が被告となっているという点で注目すべき訴訟だと思います。来年に区議会選挙を控えていることから、日本共産党としての対応にも注目したいと思います。

松崎いたる区議は11月15日に以下のように発言されています。



この書き込みはFacebookから転送されたものだったので、Facebookの該当する記事に対して、以下のようなコメントを私から投稿させていただきました。「アベ」とカタカナ表記することで、両方の意味を重ねる意図だと思ったのですが、後半はホタル館についての言及のように思われたので確認したかったのです。尤も、どちらにしても「売られたケンカ」と表現するのは不適当だと思います。URLは、この訴訟の件をいち早く記事にしていたブログへのリンクでした。
売られた喧嘩とは、「安倍」さんの解散総選挙のことなのか、「阿部」さんからの名誉毀損での提訴のことなのか、どちらなのでしょう。
どちらにしても余り良い例えではないと思いますが…
http://kinpy.livedoor.biz/archives/52119568.html
そうしたところ、どうやら松崎いたる区議からFacebook上でブロックされてしまったようで、その後、松崎いたる区議のタイムラインを読めなくなってしまいました。
また、8月には以下のような発言をされており、今回の事態を想定し、むしろ待ち望んでいたようにも思われます。今後の主張に注目したいと思います。


以上

2014年9月16日火曜日

板橋区の防犯カメラ運用基準

2014年1月末に実施された板橋区のホタル生息数調査の際、4台の監視カメラが新たに設置されたという話を聞いていました。どういう理由で急に防犯カメラを設置したのか不可解で、未だにその謎は謎のままです。

昨日、知人から「防犯カメラ運用基準」があると聞いて、検索してみたら、立派な運用基準が定められていた事を知りました。


上記のページから、「板橋区防犯カメラ運用基準」というPDF文書がリンクされています。
この中に以下のように規定されています(赤字・太字は引用者による)。
(防犯カメラ管理責任者等)
第3条 公共施設における防犯カメラの適正な設置、運用及び維持管理を図るため、防犯カメラを設置する各公共施設に、防犯カメラ管理責任者(以下「管理責任者」という。)を置くものとし、東京都板橋区個人情報保護条例(以下「条例」という。)第12条に規定する個人情報保護管理責任者をもって充てる。 
2 前項の管理責任者を補佐するために、防犯カメラ管理取扱者(以下「管理取扱者」という。)を置くものとし、東京都板橋区個人情報保護条例施行規則第5条に規定する個人情報保護事務取扱者をもって充てる。ただし、管理責任者が自ら管理取扱者となる公共施設については、この限りでない。 
(防犯カメラの設置に係る措置)
第4条 管理責任者及び管理取扱者(以下「管理責任者等」という。)は、防犯カメラを設置するに際して、次の措置を講じなければならない。 
(1) 区民等の権利保護を図るために、防犯カメラの撮影対象区域を設置目的の達成に必要最小限の範囲となるように調整すること。 
(2) 防犯カメラ撮影対象区域の見やすい場所に、管理責任者等の氏名及び防犯カメラを設置している旨を表示すること。 
(3) 映像表示機器及び録画機材の設置場所については、管理責任者等の許可を得たもの以外の立ち入りを禁止する等の措置を講じ、映像の外部漏えい等を防止すること。
上記の規定から、区の防犯カメラには、必ず「管理責任者等」の氏名が掲示されている筈です。したがって、疑問があれば、その人に尋ねれば良さそうです。
読者のみなさんも板橋区の施設で防犯カメラを見つけたら、「管理責任者等」をチェックしてみてください。

以上

ホタルの数は時期によって大きく変わる

「Nスタで取り上げられたホタル生態環境館の廃止問題」の中で、ホタル生態環境館にいたホタル成虫の数が約2万匹と報告されていたという話が出てきました。
今後もホタルの生息数は大きなポイントとなるので、少し整理しておきたいと思います。

まず、ホタルの数は、どの時期のホタルを数えるかで大きく変わります。
ホタルは、幼虫の間に5~6回の脱皮をし、蛹を経て成虫へと羽化します。成長するに従い、体は大きくなりますが、弱い個体は死んで数はどんどん少なくなって行きます。そのため、卵の時が最も数が多く、成虫の時が最も数が少ないのです。

1匹のメスの産卵数は、ゲンジボタルで500~1000個、ヘイケボタルで50~100個と言われています。また、成虫のメスとオスの比率は1:3程度らしいです。そのため、数だけでみると、ゲンジボタルの場合、平均750個を産卵すると仮定して4匹の成虫(メス1+オス3)が750個の卵になります。ヘイケボタルの場合、平均75個を産卵すると仮定して4匹が75個の卵になります。

繰り返し同じ数のホタルが育ち、死んでいくサイクルが繰り返されていると仮定すると、卵から成虫に育つ率はそれぞれ以下のようになります。

  • ゲンジボタル: 750個の卵 ⇒ 4匹の成虫が育つ(約0.5%)
  • ヘイケボタル: 75個の卵 ⇒ 4匹の成虫が育つ(約5%)

いやはや、たいへんな競争率です。ちなみに、卵から孵化した直後の幼虫は体長約1mmで、沢山いてもたいした量にはならないそうです。以下にルシオラ社のサイトにあった孵化幼虫の写真を引用させていただきます。


さて、ホタル生態環境館にいた2万匹の成虫のゲンジボタル/ヘイケボタルの内訳はうろ覚えですが、ゲンジボタルの方がかなり数が少ないそうなので、以下だと考えてみます。

  • ゲンジボタル: 4,000匹の成虫 ⇒ 75万個の卵
  • ヘイケボタル: 16,000匹の成虫 ⇒ 30万個の卵

これだと、合計で約105万個の卵が産まれていた事になります。上記の計算には色々と不確かな仮定が入っているために、細かい計算は違っているかもしれませんが、大雑把には上記のような数の減少を辿ると考えています。

つまり、100万個から2万匹へ、数としては約50分の1に減少しながら育って行くのです。人間で言うと、小学校のクラスにいた50人くらいのうち、1人しか成人できない計算になります。なんと厳しい淘汰でしょうか。

以上

2014年9月15日月曜日

ホタル生態環境館に起こった事件の経緯(随時更新予定)

板橋区によるホタル生態環境館の廃止決定に至る経緯を時系列でまとめてみます。
色々足りない部分があるので、随時補っていきたいと思います。また、間違いがありましたら、コメント欄などでご指摘いただけると幸甚です。
★印をつけたのは今回の事件の中核となるホタル生息調査が行われた日です。

2013-11-28

市民団体が陳情第94号「板橋区ホタル生態環境館の存続を求める陳情」を提出。

2013-12-03

板橋区議会、平成25年度定例会にて陳情を審議。全会派一致で「継続審議」となる。

2013-12-15

高島平新聞 『存続求め住民らが陳情』

2014-01-16

ある政党から「陳情の内容を一部訂正すべき」との意見があり、『板橋区ホタル生態環境館存続を求める陳情書』を一旦取り下げる。

2014-01-27 ★

板橋区による抜き打ちのホタル生息数調査。元館長への事前連絡一切なし。
作業委託先は(株)自然教育研究センター。資源環境部長と環境課長が立会い。
調査の結果、見つかったのはゲンジボタル2匹、ヘイケボタル0匹。全体として23匹と推定。

2014-01-30 ★

板橋区による抜き打ちの調査が行われようとするが、現地にいたボランティアがせせらぎが荒らされる事を危惧して調査をやめるようお願いする。たまたま通りがかったある政党の区会議員2名の説得によって調査は中止される。
この騒ぎのなか、板橋区の管理職と接触した女性ボランティア1名が全治1週間の怪我を負う。
同日夕方、元館長に対し課内異動が発令され、館長職を解かれる。
更に、元館長に対し「三日以内に立ち退くように」と業務命令が出される。
業務委託されていた『むし企画』に対し、板橋区から電話にて2月1日にて契約解除すると通告。内容証明付き郵便にて契約解除通知が発送される。(元の契約期間は2014年3月31日までであった)

2014-02-01

「むし企画」との契約が解除され、新たに「(株)自然教育研究センター」への契約がスタート。

2014-02-03

元館長が退職願を提出。

2014-02-07

業務命令により、元館長が新しい委託先である(株)自然教育研究センターに業務を引き継ぎ。
都政新報新聞に掲載 『ホタル館、委託業者変更/年度半ば 館長には異動発令』

2014-02-15

高島平新聞に掲載 『高島平の「ホタル」どうなる?』

2014-02-17

東京新聞夕刊に掲載 『ホタル館 灯消える? 板橋区廃止へ動く』
市民団体が再提出した陳情第100号「板橋区ホタル生態環境館の技術の継承と館の存続を求める陳情」受理。

2014-02-19

板橋区議会区民環境委員会で「ホタル生態環境館におけるホタル等生息調査の結果」が報告される。

http://www.city.itabashi.tokyo.jp/c_oshirase/059/059497.html
板橋区ホタル生態環境館におけるホタル等生息調査の結果について
公開日:平成26年2月20日

http://www.city.itabashi.tokyo.jp/c_oshirase/059/attached/attach_59497_1.pdf
板橋区ホタル生態環境館におけるホタル等生息調査報告書
平成 26 年 1 月 (株)自然教育研究センター

2014-02-20

東京新聞に掲載 『ホタル館問題「成虫持ち込み証言も」飼育担当「有り得ぬ」』

2014-03-24

板橋区懲戒分限審査委員会開催。

2014-03-28

元館長に対する懲戒免職処分発表。
http://www.city.itabashi.tokyo.jp/c_kurashi/060/attached/attach_60886_1.pdf


2014-05-12

何年も続いてきたホタル夜間特別公開の中止を板橋区が発表。

2014-05-14

板橋区が「板橋区ホタル生態環境館のあり方検討結果」を公表。

2014-06-05

元館長が板橋区による処分の取り消しを求めて東京地裁に提訴。



2014-07-11

板橋区は1月の生息数調査でホタルの幼虫数を23匹と推定していたが、実際には110匹以上の幼虫が確認された。
産経新聞に掲載 『板橋区、生息数少ないと閉館 ホタル館で110匹確認 東京』



以上



紫垣伸也さんのホタル生態環境館訪問記

板橋区で政治家駆動をされている紫垣伸也さんという方がおられます。


その紫垣さんが、2014年9月14日(日)にホタル生態環境館を見学されたとのことで、感想がFacebookに投稿されていました。以下に埋め込みの形で引用させていただきます。去年までは産卵数は100万個に近かったと言われていますが、今年はずっと少なくなったようです。それでも数百匹の幼虫が育っていて良かったですね。




以上


URLの由来

このブログのURLは、 http://tale-of-genji-and-heike.blogspot.jp/ にしました。
日本の有名な古典である源氏物語と平家物語の英語名を真似て、「源氏と平家の物語」にしたつもりです(笑)。


覚えやすくなったでしょうか・・・(笑)

以上

ホタル生態環境館に関する説明会での出来事

「Nスタで取り上げられたホタル生態環境館の廃止問題」の記事で取り上げた「ホタル生態環境館に関する説明会」は、2014年7月31日18時30分から高島平区民館で板橋区によって開催されました。以下の都政新報の記事は住民が区の廃止決定に猛反発したことを伝えています。


さて、 この説明会には、「「板橋区 ホタルの闇(11)」について」で取り上げた記事を書いた松崎いたる区議も出席されていました。出席していた人から話を聞いたのですが、松崎いたる区議は以下のような行動を取られたそうです。区議としては問題だと思ったので、書き留めておく次第です。

  1. 参加者からの質疑の時間に、松崎区議が参加者の一人として質問を行った。
    ⇒ 区会議員の質問を禁ずるルールがある訳ではないでしょうが、区議会や区の環境委員会で豊富に質問のチャンスを持つ区議が、市民への説明の場で質問をして、市民の質問時間を削っても良いのかという疑問を感じます。
  2. 松崎区議はビデオカメラで市民(参加者)の方にレンズを向けて撮影し始めた。参加者の一人がその姿を写真に撮りに行ったところ、松崎区議は参加者を撮るのを止め、行政の方にレンズの向きを変えた。
    ⇒ 参加者からの異論を封殺しようという意図を感じる話でした。こういった行為は行政に対する批判を封じる危険性があり、良くないことだと思います。この撮影映像がどうなったのか、非常に気になります。

以上